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初心者おすすめクロスバイクを買おうとしている人に贈る5つの言葉

   

私は、クロスバイクを経て、現在はロードバイクに乗っています。

クロスバイクを購入する時は「いきなりロードバイクはちょっと…」「クロスバイクで経験を積んでから、いずれロードバイクかな」などと考えていました。正直、愚かな選択だったと思います。

仙台市に暮らしていた頃、街でロードバイクを見かけることは多くありませんでした。たまにクロスバイクを見かけて、「おー、タイヤが細い!」とか感じたくらいのもです。

当時、頻繁に東京への出張がありました。東京に来ると、車道を走るロードバイクの数に驚きました。そして、カッコいいサイクルウェアを着て、颯爽と走るその姿に憧れを抱きました。僕もいつかあんなすごい自転車に乗りたい、と漠然と思っていました。

それなのに、いざ自転車を購入するとなったら尻込みする愚かな僕。「まあ、はじめはクロスバイクで。」「GIANT、コスパ良いよね。」とか言っちゃってるの。

別にクロスバイクが悪いわけでもないし、GIANTが悪いわけではない(良いメーカーです)。本当に欲しいものを買わずに、「いつか、いつか」と欲望の実現を先送りにして、妥協したチョイスをしたことが許せないのです。「もっと自分の欲に正直になれよ!」と言ってあげたい。

もちろん、費用面で妥協せざるを得ない場合もあるでしょう。実際、当時の僕は起業して間もないころで、数万円のクロスバイクを買うことがどんなに重大な選択だったのか、今でも忘れません。

そんな経験をもとに、今回のエントリーでは、これからロードバイクを買おうとしている入門者のために、いくつかの大切なことを伝えたいと思います。

1:クロスバイクを買うとロードバイクが欲しくなる法則

クロスバイクを買ったら、何をしますか? 多くの人は、サイクリングに出かけたいと思うことでしょう。クロスバイクは、シティサイクルとは比べ物にならない性能です。軽いし、スピードも出るし、どこまでも行けるような気がします。

しかし、サイクリングに行くと、周りはロードバイクが占めています。クロスバイクでヒイヒイ走っている脇を、スイーッとロードバイクが抜いていきます。ああ、派手なサイクリングジャージが眩しい。停車の度に、足をガチャンとペダルから外す仕草がカッコいい。ヘルメットにサングラス、ガチな装備はガチな車体によく似合う。

気が付けば、自分のクロスバイクとの違いが目について、なんだかコンプレックスになっている。こんなことなら、最初からロードバイクにすればよかった、と思う人も少なくありません。

2:クロスバイクには限界がある

シティサイクルと比べると、クロスバイクの性能は段違いに良いです。ギアも多く、車体も軽くなります。しかし、ロードバイクと比べると、結構な違いが出てきます。

ロードバイクは
・車重がもっと軽い(値段にもよる)
・走りやすく、空気抵抗が少ないフォームになる
・疲れにくいポジション

「違うのはたったこれだけ?」と思ったら大間違いです。この違いは、走れば走るほどに蓄積されていくのです。5kmや10kmでは違いが感じられないかも知れませんが、サイクリングの醍醐味でもあるロングライド(100km〜)なら、恐ろしいほどの違いを感じることでしょう。

3:クロスバイクは中途半端

クロスバイクは、マウンテンバイクとロードバイクの「いいとこ取り」のような車種です。それなりに速く走れますし、タイヤが太いので、多少の悪路も走行できます。とても便利な自転車と言えます。

この「いいとこ取り」が最大のメリットにして、最大のデメリットでもあるのです。

速く走るならロードバイク。悪路を走りたいならマウンテンバイク。こういった、目的に対して性能が特化しているバイクの前では、クロスバイクではあらゆる面で力不足なのです。

4:じゃあ何を買えばいいの?

ここまでの説明で、もうクロスバイクを買おうなどと微塵も思わなくなったことかと思います。もう、ロードバイクが欲しくてたまらなくなっていることでしょう。グヒヒ。

それでは、最も重要な「何を買えばいいのか」について説明します。最重要ポイントは「スペックも予算もオーバーすること」、これに尽きます。

どんな買い物でも言えることですが、自分の丈に合った買い物をすると、すぐにそれでは満足できなくなります。そこで、1〜2段階上のグレードを買うことをオススメします。

ロードバイクは、普通に乗っていれば4〜5年は使えます。その間にスキルもアップしますし、体も強くなります。最初は「初心者丸出しでいいや」なんて思っていても、初心者丸出しの時期は数ヶ月で終わります。その時、最低スペックのロードバイクをあなたは愛せますか?

予算10万円なら、20万円のクラスを選びましょう。装備品や備品を足して、トータル25万円です。「15万円もオーバーするなんて!」と思われるかも知れませんが、ちょっと冷静に考えてみてください。

例1)10万円のロードバイクを買ったあなた
最低限のロードバイクでも、初心者の僕には十分だ。上機嫌で乗り回す。数ヶ月して、ロードバイクにも慣れてきた。他のサイクリストの自転車も気になるなー。あ、あの人のバイク、高いやつだ。いいなー。僕の10万円のロードとは比較にならない。早くも次のバイクが欲しくなってきたぞ。うーん、次は20万円クラスだ! あ、トータルで30万円の買い物になってしまった。

例2)最初から20万円のロードバイクを買ったあなた
10万円と20万円の性能の違いが全然分からない。でも、「105」というコンポが良いらしいから、予算オーバーだけどこれにしてみた。ロードバイクにも慣れて、他のサイクリストの自転車も気になってきた。あ、あれは最低限のコンポだ。最初に買おうとしてたヤツだな。えへん、僕のは105だぞ。初心者だけど、初心者丸出し感はないだろう。中級者でも105を使っているし。これなら長く乗れそうだ。

いかがでしょうか? 最初に安価なものを買って、すぐに買い替えをするよりも、最初からある程度良いバイクを買って長く使う方が経済的なのです。ロードバイクとは趣味のものですから、自分自身が本当に満足・納得いくものを買うべきであると考えます。

5:車体を買ってもまだまだお買い物は続く

ロードバイクを買ったら、他にも色々なものを買う必要があります。必要なもの、不要なものを簡単に説明します。

■必要なもの

・前ライト 法律で前照灯は白と決まっています。USB充電がオススメ。
・後ライト 法律で尾灯は赤と決まっています。USB充電がオススメ。
USB充電のライトについて書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

・ペダル 初心者ならSPDペダルがオススメです。
SPDペダルについて書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

・ヘルメット
・ウェア
・サイクルパンツ
サイクルパンツ(レーパン)について書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

・ドリンクボトル
・ボトルケージ
・サイコン(サイクルコンピュータ)
・工具類
・メンテナンス用品 ディグリーザーやチェーンオイル等
ディグリーザーについて書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

・替えチューブ バルブの長さに注意
・空気入れ(仏式バルブ、空気圧メーター付)
空気入れについて書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

・防犯ロック類
防犯ロック類について書いた記事がありますので、こちらもお読みください。

■不要なもの
・補助ブレーキ
・スタンド

■あったら便利なもの
・室内スタンド
・整備スタンド
 
 
これらを揃えたら、安全運転に心がけて素敵なサイクリングライフをおくってくださいね。誇り高きロードバイク乗りが増えることを嬉しく思います。

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