MTBのチェーントラブル対策にミッシングリンク
サイクリストの皆様、こんにちは。
今日は、MTBのチェーントラブルについて書きたいと思います。
ロードバイクでチェーントラブルと言えば、チェーンが外れるくらいのものです。チェーンが外れても、すぐに取り付けられますので、特別な準備は必要ありません。
しかし、MTBのチェーントラブルは恐ろしい。チェーンの脱落ではなく、「チェーン切れ」に備えなくてはならないのです。
その理由は、林道や山道等、タフで険しい道を走る時に、岩や木にチェーンが引っかかって切断してしまう恐れがあるからです。
チェーンが切れてしまうと、自走することはできません。MTBを押して帰るのは大変です。せっかくのトレイルライドが悲惨な思い出になってしまいます。
チェーンが切れたらどうすればいい?
チェーンが切れる=プレートが破断することです。
破断したプレートのピンを抜くことで、チェーンの1コマ分を外すことができます。
この作業には、「チェーンカッター」という専用の工具が必要です。
まずはチェーンカッターでピンを外そう
チェーンカッターとは、カッターとは言いますがノコギリのようなものではありません。
チェーンのピンを抜くための工具です。代表的なチェーンカッターは下記のようなものになります。
売り上げランキング: 348
しかし、これを持ち歩くのは正直なところ邪魔くさい。
もっと小さいものはないかと探したところ、トピークの「ツールヘキサス2」という良い感じのツールがありました。
携帯ツールの中に、チェーンカッターが備わっています。チェーンカッター付きは珍しいと思います。
実際に使ってみると精度が良く、割と簡単にチェーンのピンを抜くことができました。
売り上げランキング: 755
しかしこの状態でチェーンを接合すると、1コマ分、短いチェーンになってしまい、適正なテンションではなくなってしまい危険です。
チェーン切れの見方「ミッシングリンク」
ミッシングリンクとは、チェーン1コマ分のパーツで、割と簡単に取り外しができるアイテムです。
だいたい1個500円くらいで購入できます。
注意点は、チェーンの種類(変速数)によって、ミッシングリンクのサイズが少し変わるということです。
8速用、9速用、10速用、11速用等、それぞれのチェーンの長さに合わせてラインナップされています。
私がオススメする「KMC」の場合、色はシルバーとゴールドがありますが、チェーンの色と合わせて目立たなくさせるか、反対に目立たせてメンテナンスの時に分かりやすくさせるかは皆様の判断次第です。
購入するなら2個セットをオススメします。
売り上げランキング: 1,645
売り上げランキング: 4,524
ミッシングリンクの脱着に「リンクツール」
ミッシングリンクは、素手で取り外しできる場合もありますが、個体差があるため、固くて素手では外せない場合もあります。
そんな時は、専用工具に頼るのが賢明です。
おすすめは「バイクハンド」のリンクツールです。
1000円程度と安価で、サイズも小さいです。使い勝手も良く、簡単に取り外しができます。
ミッシングリンクを外す時は挟む、付ける時はリンクツールのツメ部分を広げる、という操作になります。
売り上げランキング: 673
これらを揃えたら、チェーン切れに恐れることはありません。
林道、山道、トレイルライドを存分に楽しみましょう!