【勝古沢】ロードバイクでキャンプツーリング
2017年10月某日、念願の自転車キャンプに行ってきました。
このキャンプを実行するにあたり、色々なことを調べたり、準備したりと大変でした。
これから自転車キャンプを始める人に、少しでも役立つような記事にしたいと思います。
なぜキャンプなのか
なぜキャンプをしたいと思ったのか。
それは、単純に「非日常」に身を置くことで、気分転換または現実逃避をしたいという思いから、キャンプの実行を決意しました。
しかし実のところ、これまでキャンプをした経験はほとんどありません。
アウトドアとは程遠い生活をしているので、正直なところ、無事にキャンプを楽しめるのか不安もありました。
そこで今回は、地元鳥取の学生時代の同級生に「アウトドアの先生」として参加してもらいました。
キャンプメンバー紹介
一人は、サイクリングチームのメンバーでもある「こうちゃん」。
中学校、高校の時の同級生で、よく一緒に遊んでいた仲間で、現在は東京でシステムエンジニアとして独立し、立派に活躍しています。
もう一人は「すなピー君」。
小学校、中学校の同級生で、現在は千葉で行政書士として独立し、彼も立派に活躍しています。
彼には、僕の会社の登記等でもお手伝いしてもらいました。
この二人に共通するのは、登山を嗜むということ。まさにアウトドアの達人と言えるわけです。
準備したもの
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ロードバイクツーリングにおいて、重要なことは「軽さ」と「収納時のサイズ」です。
自転車に積載できる荷物は限られていますから、できるだけコンパクトで軽量のものを選ばなくてはなりません。
そして、なるべく安価に購入できることも重要です。
NatureHike 超軽量キャンピングテント
まずはテント選びから。
今回は「NatureHike」という中国製の安いテントを購入しました。
ポイントは
・軽い
・コンパクト
・簡単に設営できる
・安定している
・余裕のある広さ
・安い
有名メーカーのテントは3万〜5万円くらいしますが、このテントは1万円くらいです。
コンパクトに収納できるため、ロードバイクのサドルバッグ(大)に収納できます。
初心者でも簡単に設営できるのも嬉しいポイントです。
サイズは2人用にしましたが、実際には大人2名は厳しそうで、大人と子どもならちょうど良さそうなサイズでした。
LIBERTA 寝袋 シュラフ
2000円と安価で軽量です。
収納時サイズが大きいので、衣類用の圧縮袋に詰めて持って行きました。
春〜秋までなら大丈夫そうです。
SKYWIN キャンプマット
空気を吹き込んで膨らませるタイプのエアーマットです。
寝袋の下に敷いて、背中が痛くならないようにするためのマットです。
簡単に膨らませることができ、収納時サイズがかなり小さいです。
LICLI アウトドアチェア
チェアは、座るだけでなく、荷物を置いたりできるので便利です。
地面にシートを置いて座ると、お尻や腰が痛くなりますので、チェアは必需品と言えます。
Superway LEDランタン 5200mAh モバイルバッテリー
モバイルバッテリーとしても使えるランタンです。安価でコンパクト、そして稼働時間が長いです。
スマホやiQOSの充電は、これでOK。モバイルバッテリーを別に持つ必要がありません。
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キャプテンスタッグ アルミ ロールテーブル
コンパクトに畳めるアルミ製のテーブルです。
高さがほとんどないので、作業スペースとして使うには不向きですが、ガスバーナーを置くために必要でした。
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SOTO レギュレーターストーブ ST-310
普通のカセットガスを使用するガスバーナーです。
ちょっと改造することで、とても快適になります。
同メーカーのパワーガスは、出力が高く、気温が低くても使用できるそうです。
点火アシストレバーをつけることで、着火が簡単になります。メーカー純正パーツなので、安心して取り付けられます。
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また、このバーナーは脚の部分(五徳)が熱くなるので、耐熱シリコンホースでカバーします。
13cmくらいにカットするとちょうど良いです。装着時に相当苦労するので、潤滑スプレー等を吹き付けて、滑りをよくしてから装着してください。
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そして風防としてセルクルを使います。55×20mmがちょうど良いです。高さが25mmになると、五徳に触れてしまいそうなので注意してください。
Wolfyok クッカーセット
安いクッカーセットです。
品質には期待していません。数回使用して、ダメになったら買い替えるという気持ちで挑みました。
11点セットということで無駄にアレコレ付いていましたが、鍋、フライパン、蓋、ポーチしか使いません。その他は捨てても良いようなものです。
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さあ、ロードバイクに積載だ!
近年、自転車の「パッキング」というものがブームのようで、色々なメーカーがバッグ類をリリースしています。
有名どころでは「トピーク」「オルトリーブ」等。
トピークは安価で、バリエーションも豊富ですね。
オルトリーブは評価は高いのですが、価格も高い。ちょっと気軽には手が出せません。
今回はトピークのサドルバッグと、中国メーカーのハンドルバッグを購入しました。
トピーク バックローダー 10L
価格が7,000円程度と、オルトリーブの半額以下。
収納したアイテムは
・テント
・テントのグランドシート
・エアマット
・チェア
バッグ上部の網部分には
・チェーンロック
・携帯ポンプ
実際に入れてみた感想は「10Lでは小さい」ということ。
安定感はイマイチで、左右に触れます。
また、ベルトが緩んでくるのか、生地が伸びるのか分かりませんが、走っているとどんどん下がってきて、後タイヤに触れてきます。
ROSWHEEL ハンドルバー バッグ
よくわからない中国メーカーのフロントバッグです。2,000円とかなり安い!
実物は結構小さいです。収納力はそんなにありません。
取り付けは、ハンドルバーに2箇所、ハンドルポストに1箇所ですが、ハンドルの方の2箇所で十分しっかりと固定されます。
ハンドルポストの方は、気付いたら外れていますが、それでも安定感に変化はありませんでした。
見た目はイマイチですが、安価で安定している点は素晴らしいバッグです。
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いよいよ出発!
装備をガッチリ詰め込んで、いよいよ出発です。
普段のサイクリングよりも荷物が重いので(10kgくらい)、そんなにスピードは出せません。
時間に余裕を持って出発しました。
目指すは千葉県の長柄町。距離にすると片道55kmくらいです。
ルートは簡単
14号をひらすら走るだけなので、荷物が重いことを除けば走りやすいルートでした。
結構すんなり到着しました。
しかしキャンプ場の入口が分かりづらく、モーテルの看板だけが悪目立ちしています。
キャンプ場入口を進むと、急に静かな森に突入するような感じで、期待が高まります。
受付の人はとても感じの良い人で、色んなお話をしました。
食材を求めて
レンタルでBBQセットを借りることができたので、最寄のスーパーを探します。
肉とか酒を買わなくては始まりませんからね。
探すと、最寄のスーパーまで7.5km。しかも強烈な坂の先にあるという。
結局、往復2時間くらいかけて買い出しをして、戻る頃には真っ暗でした。
炭に火がつかない
もともとBBQをする予定がなかったので、炭を起こす準備をしていませんでした。
幸い、ライターを2つ持っていたので、新聞紙や落ち葉を活用しましたが、うまくいきません。
すると、ソロキャンパーの紳士が話しかけてきました。
「これ使いなよ、余ったから。」
ドドーン! それは「エコココロゴス」という固形燃料で、簡単に火が付けられる優れもの。
紳士キャンパーに炭起こしを手伝ってもらい、無事に火を起こすことができました。
この日助けていただいたハンターカブの紳士、本当にありがとうございました。
ここで受けた恩は、「恩送り」として、いつか僕らのように困っているキャンパーを助けられるようにしたいと強く思いました。
アウトドアでもスーファミができる!
「スト2やろうや」
なんとメンバーの「こうちゃん」が、モバイルバッテリーで動く液晶ディスプレイと、ミニスーファミを持参。
少年時代に戻ってザンギエフとダルシムを堪能し、キャンプ場の夜は更けていくのでした。